専攻案内

創造エネルギー専攻の概要

 エネルギー源の多様化,エネルギー利用の高効率化,環境に調和したエネルギー利用, エネルギー技術における国際貢献といったエネルギー問題に応えるためには,基礎から応用・開発にいたる研究とともに, 多分野にわたる学際的な研究が必要となります。

  本専攻の目的は,エネルギーの視点から地球環境や社会システムを見渡すことができ,種々のエネルギー問題解決にあたることのできる高度な知識と,幅広い見識を有する創造的な研究者および技術者を養成することです。

核融合工学 加速器科学 材料工学 プラズマ理工学
パルスパワー工学 燃焼工学 原子物理 非線形物理 電力工学
放射線科学 熱工学 電磁流体力学 超電導工学 低温工学

 

組織と特徴

 エネルギー問題は環境・資源問題,食料・人口問題,あるいは政治・経済問題と密接に関係しており,非常に幅広い視点からの検討が不可欠です。細分化された既存の学問領域だけでは,これらの問題に対処できないことは言うまでもありません。本専攻は,物理学,化学,機械,電気,材料工学等の学際分野を包括し,これらの問題に対処できる先進的な学問領域の創成を目指しています。

 創造エネルギー専攻は「エネルギー環境」「エネルギー変換システム」「エネルギー創造」の3つの基幹講座,「エネルギー環境システム」「直接変換システム」「超高輝度光工学」の3つの協力講座,さらに他専攻所属の兼担・併任教員で構成され,原子炉工学研究所や理工学研究科などの学内の組織と,連携研究機関である電力中央研究所,日本原子力研究所,産業技術総合研究所,放射線医学総合研究所,宇宙航空研究開発機構,東芝電力・社会システム技術開発センターなどの学外の研究組織を基点として教育と研究を進めています。教員,学生ともに理学および工学の幅広い分野から人材が集まり,エネルギーに関する課題を理学的な観点から検討でき,工学的センスで解決できる能力が身につけられるようにカリキュラムが構成されています。また,学生は複数の教員から研究指導を受けることができ,理学,工学,学術のいずれかの希望する学位が授与されます。

沿革と歴史

 1975年4月の総合理工学研究科の創設時,創造エネルギー専攻の前身であるエネルギー科学専攻が新設されました。当初は「エネルギー基礎学」「核融合工学」の2つの基幹講座と,「核融合炉工学」「プラズマ工学講座」「エネルギー変換物性」「エネルギー物理・化学」の4つの協力講座から構成されていました。1979年4月に「エネルギー変換工学」講座が基幹講座として増設され,1993年4月に環境物理工学専攻の増設にともなってエネルギー物理・化学講座がエネルギー科学専攻から環境物理工学専攻に振り換えられました。1995年4月にエネルギー科学専攻は改組され,現在の創造エネルギー専攻となりました。教員選考は出身大学や国籍にこだわらず公募により行われ,エネルギー問題における重要な専門分野をカバーする教員構成となっています。また,協力講座は,創造エネルギー専攻改組当初は応用物理学科,電気・電子工学科,原子炉工学研究所に協力頂いていましたが,1998年4月以降は全講座とも原子炉工学研究所の協力を得ています。