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末包 哲也 (Tetsuya SUEKANE)

専攻・講座名 創造エネルギー専攻・エネルギー変換システム講座
職名 教授
学位 博士(工学)
居室・電話 すずかけ台G3棟422号室・045-924-5494
Eメール tsuekanees.titech.ac.jp
ウェブページ http://www2.es.titech.ac.jp/suekane/
キーワード クリーンコールエネルギー変換技術,温暖化防止技術,化石燃料高度有効利用,二酸化炭素地下貯留技術,原油増進回収法,再生可能エネルギー
主な所属学会 日本機械学会,資源・素材学会,石油技術協会,エネルギー・資源学会,混相流学会,日本伝熱学会
主な連携先 熊本大学,徳島大学,西安交通大学,東京大学, Curtin 大学(オーストラリア),カソリック大学(ブラジル),地球環境産業技術研究機構
業績 STARサーチ

研究室の特色

 2012年よりスタートする新しい研究室です.大気中のCO2濃度の上昇に伴い温暖化が進行しています.気候変動を抑制するにはCO2排出量を早急にピークアウトし減少に転じなければなりません.長期的にはエネルギー源の転換,エネルギー変換効率の向上が必要です.一方で,排出抑制シナリオを達成するには,再生可能エネルギーの大規模な導入や原子力の利用が必要不可欠です.さらに,今後,数十年間は化石燃料に依存しなければならない以上,CO2の分離回収貯留技術の導入も必要です.このような,課題を克服することを目的とした研究を推進しています.

研究テーマ

  1. 石炭火力発電と微細藻類培養のハイブリッドシステム
    非常に速い成長速度と単位面積あたりの収率の高さから微細藻類によるバイオディーゼル燃料生産が注目を集めている.我々は,既存の石炭火力発電所にレトロフィット可能な微細藻類を用いたCO2の分離固定化システムを提案している.
  2. 原油増進採掘
    我々の社会は今後数十年間,化石燃料に依存せざるを得ない.よって,化石燃料の安定的な確保が急務であり,採掘率の向上や既存の技術で採掘ができない非在来型のエネルギー資源の開発を目指した原油増進採掘法の開発を行っている.
  3. 二酸化炭素地下貯留技術
    火力発電所などの大規模排出源から分離回収したCO2を地下1000m 以上の帯水層に貯留する技術を開発している.特に,CO2の漏洩を防ぐトラップメカニズムに注目し,CO2の界面張力現象に基づいた貯留方法を開発している.

石炭火力発電とバイオマスの融合

岩石内にトラップされたCO2のX-線CT可視化

オイル生産プロセスの最適化

受験生へのメッセージ

  あなたはマラソンを走れますか? 適切な指導の下でトレーニングを積めば2年間でかなりのタイムを出すことが可能でしょう.皆さんが社会に出るときに求められる資質はマラソンのタイムのように数字で明確に示せるものではありませんが,本研究室では大学院での研究活動を通じて,思考力,行動力,コミュニケーション能力といった多面的・多様的な能力を伸ばすことに主眼を置いています.研究テーマは比較的取り付きやすくまた学際的なテーマが多いので,自分の教育のバックグラウンドを活かすことができます.「問題の本質を捉え,創造的に解決する,」研究開発の醍醐味ともいえるこれらの一連のプロセスを一緒に体験したいと思います.研究室一同(まだ一人しかいませんが)歓迎いたします.