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沖野 晃俊 (Akitoshi OKINO)

専攻・講座名 創造エネルギー専攻・エネルギー変換システム講座
職名 准教授
学位 博士(工学)
居室・電話 すずかけ台J2棟1306号室・045-924-5688
Eメール aokinoes.titech.ac.jp
ウェブページ http://www2.es.titech.ac.jp/okino/
キーワード 新しい大気圧プラズマ源開発,大気圧プラズマの医療・環境・宇宙・材料応用,微量元素分析装置開発,プラズマ表面処理
主な所属学会 日本分光学会,日本分析化学会,応用物理学会,プラズマ分光分析研究会,電気学会,プラズマ・核融合学会,IEEE,ACS
主な連携先 神戸大学医学部,東京医科歯科大学,昭和大学歯学部,産業技術総合研究所,BAM Berlin,UCLA,The George Washington Univ.,国内外の企業多数
業績 J-GLOBAL

研究室の特色

 沖野研究室では,「世界にひとつだけのプラズマ装置」の研究開発を基本コンセプトとして,世界最先端の大気圧プラズマ装置を開発しています。そして,プラズマ医療,単一細胞内元素分析,地球温暖化ガス分解処理,超高感度ガスクロ検出器,超高速表面処理など,大気圧プラズマの環境・医療・産業応用を行っています。
研究成果を誰かの役に立てる事を目標にしています。ScienceとTechnologyをうまくミックスして,新しい概念・アイデア・装置などを世界に発信するのが理想です。研究室や科学者コミュニティに閉じこもるのではなく,東工大らしく産業に貢献したいと考えています。

研究テーマ

  1. 新しい大気圧プラズマ装置の開発
    世界に先駆けて,様々なガスの大気圧プラズマを生成できる装置,1℃以下の精度でガス温度を制御できるプラズマ装置,軽量かつハンディだけど大面積を高速に処理できるプラズマ装置などを開発しています。大気圧プラズマ装置では世界最先端を自負しています。

  2. 大気圧プラズマの医療・環境応用
    低温の大気圧プラズマは手で触れる事もできますが,同時に高い殺菌効果や細胞の活性化効果を持っています。この特徴を活かし,プラズマをがん治療,手術後の殺菌,内視鏡治療,歯科治療等に応用する研究を行っています。また,地球温暖化効果のある麻酔ガスや有毒なエチレンオキサイドといった医療系の排ガスを,大気圧熱プラズマで高効率に分解処理する装置の開発を行っています。
  3. 微量元素分析装置の開発
    1nL以下の液滴を噴出できるドロプレットネブライザを開発し,細胞を1つずつ個別に分析できる,微量元素超高感度分析装置の開発を行っています。この装置が実用化されれば,iPS細胞の分化過程の解明や,ガンやアルツハイマー病の発病メカニズムの解明が期待できます。また,ガスクロマトグラフ用の超高感度検出器を分析装置メーカーと共同で開発し,最初のモデルはすでに市販されています。
  4. 大気圧プラズマを用いた高速・高度表面処理
    大面積処理が可能なプラズマ装置を開発し,各種物質の表面を分子レベルでクリーニングしたり,大気圧下でコーティングする研究を行っています。これまでに,従来の約5,000倍の速度で金属酸化膜を還元する装置の開発に成功しています。茶色く酸化した銅が,1秒以下のプラズマ照射でぴかぴかの光沢を取り戻します。

受験生へのメッセージ

 全国の大学・高専のすべての学部・学科・専攻からの大学院進学を歓迎しています。当研究室は物理,化学,電気,生物等の広い分野の研究を行っていますので,現在プラズマの知識が全くない人でも今までの専門を活かした研究ができるはずです。ただし,無事に修士を修了して大手企業に就職できればいいやという人は歓迎しません。少しぐらい勉強はできなくてもいろんなものに興味を持ち,いろいろやってみようという好奇心のある人,冒険心のある人,向上心のある人を歓迎します。プラズマが面白そうと思った人は,ぜひ見学に来て下さい。